【役に立ったらいいな】開業医(町医者)の選び方 その2 内科編
お疲れ様です。
今度は内科の町医者さんの選び方に移ります。
その前に、、
あくまで私見ですので当てはまらないことも多々あります
鵜呑みにして誰かを傷つけることのないようお願いいたします。
まず初めに大事なことは、
【標榜を確認する】
標榜というのは看板に書く科のことです。
例えば僕が開業する場合で話しますと、消化器内科ですので「消化器内科」「内科、消化器内科」「胃腸科」など標榜することになると思います。
ここで大事なポイントは
【何科を標榜してもいい】
という点です。ただし麻酔科など一部の専門家はのぞきます。
細かいルールに興味がある方は日本医師会のHP等見て頂けたらありがたいです。
ここで問題なのは、全く外科のトレーニングを積んでいない僕が「内科・外科」と標榜してもいいということになります。
もちろん、そんなことしたら僕も患者さんも困ることになるので絶対に行いませんが、
内科以外の専門の先生が開業する際に内科を標榜するケースは結構あります。
もちろん内科以外の先生も普段外来診療もされておられるので、間違いではありません。
しかしながらあくまで専門外となりますので、内科の専門的な病気については内科医と比べると診療されてこなかった先生が多いと思います。
その経験の差が後々響いてくる病気もあります。ですので、
【内科とそれ以外の科を一緒に標榜しているときは要注意】
もちろん内科医と他科の先生がお二人で診療されている場合はもちろんこの限りではないです(笑)
なので一度HPなどで人数構成なども確認してください。
続いて大事なことは、
【診療する先生の専門医資格を確認】
僕の場合で言いますと、「消化器内科専門医」「消化器内視鏡専門医」の資格を持ってます。
これで僕が消化器内科の専門で内視鏡(胃カメラや大腸カメラなど)のトレーニングを積んでいることが分かる事になります。
となれば特に腹部症状中心に得意である可能性が高いとなります。
他には
「循環器内科専門医」でしたら心臓関連、不整脈や動悸などの診療に強いとなりますし
「呼吸器内科専門医」でしたら肺関連、喘息、呼吸困難などの診療に強いとなってきます。
専門医資格は条件はそれぞれ違いますが、大体その専門科で3-4年以上診療していなければ取れません。
また内視鏡などの手技の資格は、さらにどの種類の検査を何件をこなしたかなど細かく決まってます。
ですので専門資格持ってるならその科においては安心できる可能性が高いです。
もちろん資格を取らずにきちんと診療しておられる先生もいますので、もし今かかっておられる先生が資格を取られていなかったとしても安易に否定はされないでください。
長くなりましたので続きはまた次回に書かせて頂きます。